弟に見せつけるための、兄としての自立
初めまして竹内です。よろしくお願いします。
自立経験を綴る大会が行われていたので参加しに来ました。
書きたいのは、恐らく一番書かれているテーマの一人暮らしを始めたことなのですが、
一人暮らしそのものは、自分自身を一人前の人間にするためとか、
女を連れ込んで毎晩マリオパーティするぜとか個人的な気持ちは薄くて、
引きこもりの弟に兄が家を出ていく姿を見せようと思って始めました。
あと実家に居るのが嫌だったのもありますが弟へのパフォーマンス要素が一番強いです。
弟は引きこもりと書きましたが自分も引きこもりでありました。
大学卒業時に中小企業就職内定を辞退して無職になり、謎の引きこもり期間を送りました。
子供は親の背中を見て育つとか、皆誰かの影響を受けながら生きていくと思いますが、
自分が学生を終了するときにスムーズに就職しない姿を弟に見せてしまったことをいつまでも悔やんでいます。
弟を引きこもりにしたのは引きこもりであった自分だと痛感しています。
自分はその後実家に居続けながら就職したりバイトしたりしていたのですが、
自分の部屋の隣にはいつもひきこもりの弟がおり、毎日どんなエロい事してるんだという
怒りと同時に、弟をこうしてしまったのは自分のせいだという罪の意識も併せて持ち続けました。
そんなもやもやした気分を持ちながらもやもや生きておりました。
家族メンバーはコミュ障ぞろいなので、ひきこもり解決に向けた話し合いはいつも平行線。
もう我慢できねえ。
あいつが俺を見て、兄貴のこんな引きこもり生活が許されるんだと思わせてしまったのなら、
今度は自立してちゃんと生きていける兄貴を見せて、なんだ、兄貴動いてんじゃん
と思わせてやるぜ。
わたしが実家を出て早３年、弟は今も引きこもりをしています。
自分の行動が弟にどう映ったか聞いたことないのでわかりませんが、
この３年の間に一度だけ、コネを通じてバイトをしていたようです。
働きかけて動いてくれた方々に感謝します。
辞めてしまいましたが労働童貞は捨てれたらしいです。
次は兄貴の俺が結婚する姿を見せてやるよ。
俺たちにはたどりつく場所なんていらねぇ。ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、道は続く。
俺は止まんねぇからよ、お前が止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ。
だからよ、止まるんじゃねぇぞ。
最後丸パクリしてしまいましたが体験ギフト３万円ありがとうございます。
